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作品 Works

花鳥諷詠

デビュー当時から一貫して丸シールで夜景作品を描いてきた大村は、表現の幅を広げるため、自在にカット可能なカッティングマシーンによるオリジナルのシールの製造方法に着目しました。この機械では、Adobe Illustrator で予め制作したグラフィックを読み込むだけで、任意の形状のオリジナルシールを自製することができます。液晶タブレットで描いたさまざまなオブジェクトをカッティングマシーンで一枚ずつシールに切り出し、一つ一つ手作業で貼り合わせることで完成させる絵画表現。デジタル処理とアナログ技法の両方が融合して初めて完成する現代ならではの手法です。
これまでとは異なるアプローチにより、丸ではない有機的な形状のシールを自製し作品に取り入れることで、絵画的な構図の妙を探究しています。風景絵画を描くうちに、日本画に風景画の原型としてヒントがあることを見出した大村は、日本画の研究を続けながら風景画の魅力を伝えるための構図研鑽を続けています。

花鳥諷詠:四季の移ろいによる自然界の現象や人間の営みを、ただ無心に、客観的に詠むべきとする俳句の理念。俳人、たかはま きょし小説家の高浜虚子が昭和2 年(1927)に提唱し、ホトトギス派俳句の基本理念となった。

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